2016年7月の一覧

【骨折・捻挫 拘縮(こうしゅく)リハビリ】その2

こんにちわ、
というわけで前回の続き、拘縮です。

この拘縮、注射や飲み薬、貼り薬など治療薬が存在しません。でも動かなくなった関節をほっとくわけにはいきませんよね?
そこでリハビリテーションなわけです。
サビついた筋肉のサビを落とさなくてはいけないので、前回も少し触れましたが若干の痛みを伴いつつも外部から(リハビリ術者)の力により関節を効率よく動かし、ターゲットとする筋肉へ効果的な良いストレスを与える事=リハビリテーションが必要になります。とは言え、身体を押さえつけて冷や汗&涙ダラダラ悲鳴付、というようなリハビリは昭和初期までのことで、現在の考えではその様な前時代的なリハビリはかえって病状を悪化させ、さらに骨化性筋炎等新たな疾患の原因となる事がわかっています。なので現在は愛護的な要素を加味しつつ、痛みは患者さんがガマンできる最小限の範囲で患部を動かし、効率よくリハビリを行っています。

よく患者さんから「患部をマッサージしてはどうか?痛みもないし、気持ち良いし。」と聞かれるのですが、結論から言うと拘縮への治療効果はほぼ無い、もしくはやらないよりはマシかも、くらいに思ってくださいとお答えしています。
確かに痛みなんて無いほうが良いのはわかってるんですが、これは拘縮除去(治療)にはやむをえないものだと理解していただいてよいと思います。
例えるなら…そうですね、薬を体内に直接入れようとすると注射しますよね?
その時注射針を刺すでしょ?
痛いでしょ??
でも治療のためにはガマンしなきゃでしょ?
ってコトと同じだと思ってください。

あと、まれなんですけど「痛くなければリハビリじゃねぇ」って感じで何でもかんでも痛くすれば効いている、早く良くなる、って信じて自己流であえて痛みを誘発させようとする患者さんがいらっしゃるんですが、上にも書いた通り、別の大ケガをする原因になりかねないんでリハビリの先生の説明をしっかり聞いてリハビリに励んでください。

というわけで、今回はケガを治す過程において、リハビリにはちょっとだけ痛みが伴うことがある、ってハナシでした。
拘縮と拘縮除去(リハビリ)に関してごく簡単に説明させてもらったんですが、さらに詳しい事や質問、もしくは要訂正箇所の指摘等あればメール等にてご連絡ください。。。

【骨折・捻挫 拘縮(こうしゅく)リハビリ】

こんにちわ、毎日あっついですねぇ、ホント。。。
さて、久しぶりのブログ更新ですので、マジメな話題を。。。

皆さん骨折は折れたホネがくっついたり、脱臼したホネが元の位置にはまればそれで「治った」と思われますか?
ん~、骨折や脱臼単疾患としてみれば間違ってはいないのですが、現実的にはちょっと違います。
大抵のそのようなケガはその患部の安静が非常に重要ですので、多くはギプスやシャーレ、シーネなどと呼ばれる副木(ふくぼく-あて木)でその外傷部付近の関節を固定してしまいます。
で、ある程度の固定期間を過ぎると必ず直面するのが関節付近の筋がつっぱって動かなくなる「拘縮」です。

拘縮(こうしゅく、: contracture)は、関節包外の軟部組織が原因でおこる関節可動域制限のことである。
拘縮は歩行機能やADLの阻害因子となり、リハビリテーションの対象となることがある。特に、脳卒中患者や高齢者の介護では寝たきりにしておくことが筋拘縮を来たし、さらに自立度を下げる悪循環を形成しがちなため、関節を適切に運動させることが必要である。
出典:wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8B%98%E7%B8%AE

この拘縮ですが、ちょっと厄介なんです。
何が厄介って、対処薬がないんです。拘縮を治すにはリハビリテーションしか手段がないんです。
しかも拘縮のリハビリテーションって、、、ちょっとばかり痛いんです。。。
ですが、早い段階での的確な対処(リハビリテーション)をすることでその痛みも最小限にとどめる事が出来るんですけどね。
チョーカンタンに例えて言うと、筋肉がサビつく事、です。
治療に必要な関節の固定期間を経ると、当然その関節を動かすための筋肉を使わなくなります。
関節を動かせない→その関節付近の筋肉を動かせない為にその筋肉が固まってしまう(実際は筋肉の縮み側は保たれ、伸び側のみが大きく阻害される事が多い)→関節運動不能となってしまう、この状態こそが拘縮です。

たまにしかしないマジメな話は少々長くなりそうなので次回に続きます。

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